心理学


『ジャック・ラカンと哲学者たち

亜紀書房 工藤顕太 著 

 四六判 288頁 本体1800円+税 2021年11月下旬刊行予定

 

『新人間本性論(仮)

青土社 次田瞬 著 

四六判 384頁 本体2800円+税 2021年8月下旬刊行予定

 

『「私」じゃなくなる前に(仮) 

みすず書房 ヘンリー・マーシュ 著

  四六判 320頁  本体3200円+税 2020年12月中旬刊行予定

 

 『精神分析の四基本概念』(全2巻)

岩波書店 ジャック=アラン・ミレール 編

 文庫版 272頁 定価:本体780円+税 2020年8月中旬刊予(上巻)

 

『聴く、かたる 発想の航路 別巻2』

岩崎学術出版社 神田橋條治 著

 A5版 並製 約176頁 定価:本体2500円+税 2020年2月刊予

 

『記憶する体』

 春秋社 伊藤亜紗 著

 四六判 上製 約280頁 予価本体1800円+税 2019年9月下旬刊

 

 『顔ぢから 第一印象の科学(仮)

 みすず書房 アレクサンダー・トドロフ 著 中里京子 訳 作田由依子 監修

四六判 416頁 予価3800円+税 2019年1月中旬刊

 

 『マクヒュー/スラヴニー 現代精神医学』

みすず書房 ポール・マクヒュー/フィリップ・スラヴニー 著、澤明 監訳、高柳陽一郎ほか訳

現代精神医学はなぜ扱う者によって多様で、かくも理解が困難な学問になってしまったのか?精神医学は今、4つの観点から構造そのものを捉えなおす段階にきている。長らくジョンズ・ホプキンス大学精神医学部門を牽引してきた著者による、精神医学入門の名著。

A5判 432頁 予価7200円 2018年6月中旬刊行予定

 

『ジークムント・フロイト伝 同時代のフロイト、現代のフロイト』

講談社 エリザベト・ルディネスコ 編、藤野邦夫 訳

フロイトと接した人たちの証言、文書や手紙に基づいたもっとも考証的なフロイト伝。第一人者による「決定版 フロイト伝」。

A5判 予価:本体6800円+税 5月25日刊行予定

 

『バザーリア講演録 自由こそ治療だ! ―イタリア精神保健ことはじめ―

岩波書店 フランコ・バザーリア 著/大熊一夫、木内紀彦、鈴木鉄忠、梶原徹 訳

世界に先駆けて精神病院をなくし、開かれた地域精神保健を実現したイタリア。その改革をリードしたのが精神科医フランコ・バザーリアだ。彼のラディカルで人間味溢れる思想と実践の全貌が、自らの口から分かりやすく語られる。

四六判 上製 カバー装 280頁 本体2900円+税 10月8日頃刊行予定

 

『私家版 精神医学事典』

河出書房新社 春日武彦 著

五十音順でもABC順でもなく、「連想」で見出し語を立て、医学的記述とガラクタめいた知識を並列させる、前代未聞の精神医学事典。

四六判変形 496頁 予価:本体2700円+税 8月下旬刊行予定

 

文藝別冊 中井久夫』

河出書房新社

精神科医・中井久夫の魅力に迫る、単行本未収録アンソロジー。

【対談】松浦寿輝×斎藤環

【論考】神田橋條治、春日武彦、松本卓也 他

A5判 224頁 予価:本体1300円+税 5月12日刊行予定

 

[言視舎版]臨床哲学の知 臨床としての精神病理学のために

言視舎 木村敏 著、聞き手:今野哲男

「臨床哲学」は、精神医学に本来の精神性を取り戻す、人間のための哲学だ。ハイデガーや西田幾多郎を参照軸に、「臨床哲学」の場所から現代科学にパラダイムチェンジを促す語り下ろし。彼自身による「木村敏」入門。

四六判 並製 約224頁 予価:本体2000円+税 4月刊行予定

 

『ラカン的思考』

作品社 宇波彰 著

今に至るも精神分析と現代思想に多大な影響をあたえている精神分析の大家「ジャック・ラカン」。「対象a」、「大文字の他者」など、彼が唱えた概念と思考の“力”とは何か?

いまだ刊行中である膨大な「セミネール」(講義録)を読み解き、はたしてラカンの思想の“力”とはなにか?を探究、その思考に潜む、思想の豊饒さを引き出す画期的試み。

フランス現代思想研究の第一人者である著者、畢生のライフワーク、結実。

四六判 上製 336頁 予価:本体2800円+税 2017年2月下旬刊行予定

 

『精神医療、脱施設化の起源 20世紀前半イギリスにおける専門職化

みすず書房 高林陽展 著

今日の精神医療の成り立ちはどのようなものであったか。本書は、精神医療の専門職化、すなわち精神科医が中心にある精神医療のモデルがどのようにして歴史的に作り上げられてきたのかを追跡した、気鋭の力作である。近現代イギリスの精神医療の歴史を通じて、20世紀後半以降に世界的に展開されてきた脱施設化された精神医療の源流と歴史的力学を明らかにする。戦争神経症の初期のありかたも再現。

A5判 320頁 予価5800円 2017年2月下旬刊行予定

 

『いじめのある世界に生きる君たちへ いじめられっ子だった精神科医の贈る言葉

中央公論新社 中井久夫 著

日本を代表する精神科医・中井久夫の、「いじめの政治学」を子供も読めるように訳した本。

四六判 104頁 本体1200円+税 発売中

 

『現代思想 2016年11月臨時増刊号 総特集*木村敏(仮)』

青土社

西田幾多郎やハイデガー、そしてのちにはドゥルーズやデリダなど、現代思想の巨星たちを手がかりに精神病理の人間学的研究に取り組み、精神医学の発展に寄与してきた木村敏。

本特集では、木村敏の精神医学から「臨床哲学」への道のりを振り返りつつ、その可能性の中心を、臨床家や哲学者、当事者とともに探る。

予価:本体1800円+税 10月11日刊行予定

 

『フロイトとアンナ・O 最初の精神分析は失敗したのか(仮)

みすず書房 リチャード・A.スクーズ 著、馬場謙一・岡元彩子 訳

J・ブロイアーとS・フロイトの『ヒステリー研究』(1895)で提示された症例アンナ・O。この症例は、のちにE・ジョーンズによるフロイトの伝記が発表されて以来、「『ヒステリー研究』の記述にあるような輝かしい成功ではなく、治療は失敗だった」と見なされるようになった。はたして、アンナ・Oの治療は本当に失敗だったのか?膨大な治療記録や書簡にあたり、治療の真実に迫る挑戦的作品。

A5判 264頁 予価5400円 10月上旬刊行予定

 

『「エクリ」を読む ―文字に添って

人文書院 ブルース・フィンク 著、上尾真道 ほか訳

ラカン『エクリ』(1968年)の初めての完全版英訳者ブルース・フィンクによる、忠実な読解。シニフィアン連鎖を扱った「無意識における文学の審級」、欲望論「主体の転覆」など、ラカンの代表的論文、概念が明晰な読解で甦る。

A5判 上製 286頁 本体4500円+税 近日刊行予定