古典芸能文学


『落語狂人 快楽亭ブラック

彩流社  松垣透 著  

四六判 200頁 本体2000円+税 2022年7月刊行予定

 

『〈古事記〉講義

作品社 子安宣邦 著 

四六判 240頁 本体2200円+税 2022年2月刊行予定

 

『旅と能と古典(仮)

亜紀書房 安田登 著 

四六判 160 定価:本体1400円+税 2021年4月下旬刊行予定

 

『亡霊たちの中世

水声社 高木信

四六判上製 384頁  本体3800円+税 発売中

 

 『怪を志す』

 名古屋大学出版会 佐野誠子 著

 A5判  382頁 予価本体6300円+税 2020年3月下上旬刊

 

『尾張のお茶』

 淡交社 神谷宗ちょう 著

 B5判  144頁 予価本体2500円+税 2019年9月下旬刊

 

 『列島祝祭論』

 作品社 安藤礼二 著

 四六判 上製 約344頁 予価本体2500円+税 2019年9月下旬刊

 

 『鴻池幸武文楽批評集成』

大阪大学出版会 多田英俊 編著

A5判・上製 464頁 本体価格7600円+税 2019年2月刊行予定

 

 『江戸の古本屋(仮)

平凡社 橋口侯之介 著

近世に始まった本屋は、新刊本の版元であるばかりでなく、むしろ古本の取り扱いを経営基盤とした、多様な史料から、仲間組織、商習慣など本を商う実態とその本質をとらえる。

A5判 386頁 予価:本体3600円+税 12月刊行予定

 

『精選 折口信夫 第Ⅰ巻 異教論・祭祀論、第Ⅱ巻 文学発生論・物語史論

慶應義塾大学出版会 折口信夫 著、岡野弘彦 編

折口信夫(1887年~1953年)の研究論文および釈迢空の筆名で発表された詩歌の作品をも含めた、全著作からのアンソロジー。

折口は生涯に亘って何を求めたのか――。その息遣いも感じられるよう丁寧に編み、心篤く若い読者に届けることを企図している。

各巻 四六判 上製 296頁 予価:本体2800円+税 10月上旬刊行予定

全6巻(2019年2月完結予定)

 

『名人 志ん生、そして志ん朝〈朝日文庫〉

朝日新聞出版 小林信彦 著

稀代の落語家、古今亭志ん生と志ん朝。2001年の志ん朝の急逝に衝撃を受けた著者が、この親子2代の軌跡を独自の視点で活写する。志ん朝との幻の対談も再録。志ん生ブーム再燃の今こそ知るべき、名人の心打つ伝説。《解説・森卓也》

文庫版 予264頁 予価756円 10月上旬刊行予定

 

ブックレット〈書物をひらく〉⑫

『熊野と神楽 聖地の根源的力を求めて

平凡社 鈴木正崇 著

中世以降、個性的な展開をとげた熊野信仰を、湯立、縁起の伝播、神楽の生成を軸に、花祭や彦山との対比、修験の役割にも目を配りつつ分析、聖地熊野の根源を探りあてる。

A5判 96頁 予価:本体1000円+税 2018年4月刊行予定

 

対談 私の白川静』

エディシオン・アルシーヴ 立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所 編

白川静没後十年記念出版

あまりにも有名になってしまった「白川文字学」。しかし、実は私たちはその本当の姿を知らない。この本は本物の「白川文字学」への案内書である。

対談者:津崎史(白川静 長女)・西川照子(編集者)

司会:芳村弘道(立命館大学文学部教授)

定価:本体926円+税 近日刊行予定

 

『日本人とリズム感 「拍」をめぐる日本文化論

青土社 樋口桂子 著

突きつけられた衝撃の一言。どうしてリズム感が悪いのか。そんな素朴な疑問からはじまったリズムの謎をめぐる冒険は、文学・絵画・歴史・文化・風土などあらゆるジャンルを横断して、西洋とはまったく違う日本独自のリズムの正体を明らかにしていく――。リズムをめぐる謎から描き出される、おどろきと発見の日本文化論。

四六判 並製 約320頁 定価:本体2200円+税 11月刊行予定

 

『江戸庶民の読書と遊び』

勉誠出版 長友千代治 著

教養ブームは江戸時代にもあった!

出版文化が花開いた江戸時代、さまざまな知識が書物によって伝播していく中で、人びとのなかに「学び」への熱が高まっていった。彼ら・彼女らはどのような知識を求め、どのような体系のなかで知を自家薬籠中のものとしていったのか。そして、それを担う書物はどのように読者の手に伝えられたのか。当時のベストセラーである啓蒙書や教養書、そして、版元・貸本屋の記録など人びとの読書と学びの痕跡を残す諸資料の博捜により、日本近世における教養形成・書物流通の実情を描き出す。

A5判 上製 カバー装 352頁 本体4800円+税 発売中

 

『無辺光 片山幽雪聞書

岩波書店 片山幽雪/宮辻政夫・大谷節子 聞き手

至高の能役者、故片山幽雪師の芸は、どのような精神に支えられていたのか。能の秘曲・三老女すべての舞台を勤め、最高位の「関寺小町」を生涯に三度演じた不世出の名人、片山幽雪。生前の言葉の数々が、能の真髄を今に伝える。

四六判 上製 カバー装 304頁 本体3300円+税 10月29日頃刊行予定

 

『季語体系の背景 地貌季語探訪

岩波書店 宮坂静生 著

季語に根づく、さまざまな日本。土地土地への愛着。

言葉には土地の貌が映し出されている。どうしてもそのことばでなければならない現象、営み、情念、願い。これまでの季語の範疇を越えて、愛着あるこの土地の、このことばでこそ、詠みたい。地貌季語への期待と展開の実践書。

四六判 上製 カバー装 440頁 本体3700円+税 10月27日頃刊行予定

 

『京極派と女房』

笠間書院 岩佐美代子 著

女流文学関係・中世自照文学関係・京極派和歌関係の考察を中心に収録。研究の舞台裏を明かすエッセイも加え、和歌・物語・日記文学の面白さを新たに照らす書。物語、和歌研究者・愛好家必読の一冊。著作目録付き。

A5判 上製 カバー装 272頁 定価:本体8000円+税 10月下旬刊行予定

 

『折口信夫 日本の保守主義者〈中公新書2458〉

中央公論新社 植村和秀 著

新書判 256頁 820円+税 10月刊行予定

 

『聖書、コーラン、仏典 原典から宗教の本質をさぐる〈中公新書2459〉

中央公論新社 中村圭志 著

新書判 336頁 900円+税 10月刊行予定

 

『三遊亭円朝と民衆世界』

有志舎 須田務 著

~版元から~ 名人・三遊亭円朝。彼は幕末に生まれ、文明開化の時代に生きつつ、「怪談牡丹燈籠」「真景累ヶ淵」など現代でも高座でかけられている著名な噺を数多く捜索した噺家です。本書は、当時の観客に絶大な人気を博した様々な噺の内容と彼の人生・思想を解析することにより、当時の民衆世界に分け入ってその心性を明らかにしていきます。これまでの国文学・演芸論とは全く違う歴史学(民衆史)から怪談・人情話をとらえ直す新しい試みです。

A5判 上製 288頁 本体5000円+税 8月上旬刊行予定

 

『文字と書の消息 ―落書きから漢字の文化史まで―

工作舎 古賀弘幸 著

「文字は人間が作り出した最大のオブジェである」。漢字を敬いながら、単純化を試みたり、複雑な新作文字を生みだす漢字文化圏の人々。路地裏の落書きにも潜む書き手の息遣い。重ね書きで往代の滲みと重層させる書の方法や、身体を書と同化するパフォーマンス書道も人気を集める。生命力溢れる文字の豊かさと広がりを縦横無尽に物語る文化誌。

A5判変型 上製 312頁 予価:本体3200円+税 2017年4月下旬刊行予定

 

『構造主義のかなたへ ――『源氏物語』追跡

笠間書院 藤井貞和 著

〈構造主義とは何か〉、時代や歴史のなかで物語が産まれ、読まれる理由を問い下ろし、〈構造主義〉以後の世代に手わたしたいと思う――

四六判 上製 カバー装 376頁 本体3800円+税 7月上旬刊行予定

 

『世阿弥 身心変容技法の思想』

青土社 鎌田東二 著

不要なものを徹底してはぶき、究極ともいえる美学を追及ぃ演劇史上における革命的表現・それが能である。その創始者である世阿弥とはいかなる人物なのか。そして、その哲学と思想の核心とは何なのか。「身心変容」というキーワードから、日本精神史のなかにおける世阿弥の旧新生と確信性を考察し、現代にまで続く思想の系譜をたどる。

四六判 上製 約368頁 定価:本体2600円+税 3月下旬刊行予定

 

『日本書紀成立史攷』

塙書房 笹川尚紀 著

古事記と日本書紀の関連性など、日本書紀の成立に関する様々な事柄を考察。

A5判 函入り 本体12000円+税 3月下旬刊行予定

 

『日本文学源流史』

青土社 藤井貞和 著

古代日本語の起源をたどれるところまでさかのぼり、これまで文学史から取り残されてきた、神話や昔話、アイヌや琉球語の文学、あるいはうたや歌謡などをとりあげて、その背景にある日本文学の本質にせまる。『源氏物語』にレヴィ=ストロースの手法を援用して衝撃を与えた泰斗が、これまでの文学観・言語論のすべてを注ぎ込んだ畢生の書、ついになる。

四六判 上製 約400頁 予価:本体4200円+税 2016年1月刊行予定  

 

書誌学談義 江戸の板本』<岩波現代文庫G-339>

岩波書店 中野三敏 著

書誌学とは時代の産物としての書物そのものから様々な「情報」を引き出すための技術である。近世文学研究の泰斗が、江戸の板本を手に取り理解するための基礎知識をわかりやすく伝授する、和本リテラシーを育むための最良の入門書。

文庫判 本体1300円+税 12月16日刊行予定