全集・企画出版ピックアップ


短歌ムック ねむらない樹 vol.1』

書肆侃侃房

【巻頭】穂村弘

【特集】新世代がいま届けたい現代短歌100 伊舎堂仁×大森静佳×小島なお×寺井龍哉

【特集】ニューウェーブ30年 荻原裕幸×加藤治郎×西田政史×穂村弘

【対談】林あまり×東直子、伊波真人×滝口悠生 他

【編集委員】大森静佳、佐藤弓生、染野太朗、千葉聡、寺井龍哉、東直子

【編集長】田島安江

本体1300円+税 8月1日創刊!

 

 

須賀敦子没後20年記念出版

『須賀敦子の本棚』(全9巻)

河出書房新社 監修・巻末エッセイ=池澤夏樹

新発見原稿、新訳、初訳を収録!2018年6月より刊行開始!

1『神曲 時獄篇(第一歌~第十七歌)』新訳(第1回配本)本体2900円+税

2『大司教に死来る』新訳

3『小さな徳』新訳

4・5『嘘と魔法(上・下)』初訳

6『クリオ』新訳・初完訳

7『あるカトリック少女の追想』初訳

8『神を待ちのぞむ』新訳

9『地球は破壊されはしない』初訳・新発見原稿

《全巻予約特典》

全巻ご予約の方にもれなく、新発見の須賀敦子訳詩を収録した「特製ミニブック」を進呈いたします

※お申し込み期限:2018年6月10日

※特典は2018年12月頃お申し込みの書店へお届け予定です。

四六寸伸判 上製 カバー装 各巻160~464頁(予定) 価格:本体各1800円~3200円+税

装幀:水木奏 2018年6月より刊行開始(隔月刊予定)

 

『珈琲屋』

新潮社 大坊勝次・森光宗男 著

珈琲の神様、ありがとう――。

東京・青山『大坊珈琲店』(13年末に閉店)の大坊勝次と、福岡『珈琲美美』の森光宗男(故人)。国内はもちろん、海外のコーヒー好きからも尊敬される「焙煎とネルドリップの名人」のふたり。

珈琲とはなにか。珈琲を淹れるとは?お店には何が必要か?そして、人生とは。森光が亡くなるまでに行われた、珈琲をめぐる3回の対談を再現する。

本体2500円+税 2018年5月31日刊行予定

 

『午前四時のブルー Ⅰ謎、それは自分

水声社 小林康夫 責任編集

本誌は、文学、芸術、哲学のフィールドで活躍する執筆者たちに各特集のテーマに沿って、自由に書かれたテクストを寄稿していただく新しい試みです。

Ⅰ巻目の特集には、パスカル・キニャールの一文「謎、それは自分である」に導かれた対談、テクストを収録。

A5判 並製 128頁 1500円+税 発売中

 

『金時鐘コレクション (全12巻)

藤原書店 金時鐘 著

第1回配本 ②幻の詩集、復元に向けて『日本風土記』/『日本風土記Ⅱ』 2017年12月刊行予定

解説:宇野田尚哉・浅見洋子 解題:浅見洋子 四六判変形 上製 予392頁 予価2800円

その詩のすべてと、随筆や評論、講演、そして「金時鐘論」までを集成し、満を持して刊行される珠玉のコレクション!!数年前に発見、復元された幻の第三詩集『日本風土記Ⅱ』がついに公刊!「詩を書くことは、自分の中に棲みついた日本語に報復すること」!

〔以下続刊〕

①日本における詩作の原点

③海鳴りのなかを

④「猪飼野」を生きるひとびと

⑤日本から光州事件を見つめる

⑥新たな抒情をもとめて

⑦在日二世にむけて

⑧幼少年期の記憶から

⑨故郷への訪問と詩の未来

⑩真の連帯への問いかけ

⑪歴史の証言者として

⑫人と作品 金時鐘論

 

日本語 笑いの技法辞典』

岩波書店 中村明 著

笑いの発想と表現を、12類287種に分類。

類を見ない、空前絶後の試みにつき、「はじめに」で全体を、各章ごとにその章について、屋上屋を重ねて説明。

豊富な例を読むだけでも楽しい、これ以上に楽しい辞典はありません。

笑い・ユーモアにあふれた、話し方・書き方を指南する12の「コラム」つき。

キーワード索引・引用文献一覧も完備。

四六判 上製 函入り 680頁 本体3400円+税 11月28日刊行予定

 

『90年版 岩波文庫解説総目録―1927~2016』

岩波書店 岩波文庫編集部 編

1927年7月にプラトンの『ソクラテスの弁明』、トルストイの『戦争と平和』、夏目漱石の『こころ』など23冊を刊行して以来90年、古今東西の古典を刊行し続けてきた岩波文庫。その全書目をジャンル別に収録した、「世界名作園内」とでもいうべき、解説・書誌データ付き総目録。10年ぶりの新版。

四六判 上製 函入り 1344頁 本体4500円+税 2017年8月31日頃刊行予定

 

『なごやじまん(仮)』

ぴあ 大竹敏之 著

魅力がない街No.1ホントに思ってます?名古屋人によるニューナゴヤガイド

本書が取り上げるのは、名古屋に住んでいる人が感じている“ミヤコ”の部分。そしてしれこそが、外に向けての“なごやじまん”になるのではないか、そんなことをテーマにした書籍です。執筆するのは、「名古屋の喫茶店」「名古屋めし」「名古屋の居酒屋」などの書籍で、今や名古屋ネタライターとしておなじみの大竹敏之氏。地元民ならではの目線で、日本に、時に世界に誇るべき“なごやじまん”の数々をあぶりだします。

四六判 予価:本体1500円+税 8月28日刊行予定

 

集英社創業90周年記念企画

『テーマで見る世界の名画 (全10巻) ART GALLERY

集英社 青柳正規、木島俊介、中野京子 監修

『ヴィーナス』『歴史画』『肖像画』……。これまでの画集とは一線を画した、「テーマ別」の新視点による美術全集が誕生します。収録絵画は古代から現代まで、時代を超えて厳選された約650点。すべての作品に第一線の研究者の解説を掲載し、さらに重要作品については細部にまでスポットを当て、詳細な解説を加えました。また、人気作家による各巻のテーマに寄り添った書き下ろしのエッセイを掲載。さらに、様々な分野から独自の視点で絵画について語ってもらうコーナーなど、充実の内容となっています。古今の巨匠たちを魅了してきた「テーマ」から作品を眺めることで、時代ごと、画家ごとの枠を超え、美術史の系譜や、知られざる名画との出会いなど、新たな発見と感動をお楽しみください。

VOL.1『ヴィーナス』

VOL.2『肖像画』

VOL.3『風景画』

VOL.4『宗教画』

VOL.5『ヌード』

VOL.6『静物画』

VOL.7『風俗画』

VOL.8『歴史画』

VOL.9『神話と物語』

VOL.10『象徴と寓意』

菊6取判(300mm×300mm) 上製 全100頁(4色72頁、1色28頁】 予価:各本体5000円+税

2017年秋より月刊行予定(第1回配本は2冊同時刊行)

 

『広辞苑はなぜ生まれたか 新村出の生きた軌跡

世界思想社 新村恭 著

・『広辞苑』は、なぜ国民的辞書になった?

・『広辞苑』は編者・新村出の人生の結晶。この人の人生とは?

・企画は民俗学系の小出版社。最初は岩波書店ではなかった。

・出の息子、猛は実質的な共編者。きっかけは、治安維持法で収監され、職を失ったことだった…。

・戦時中、在庫していた紙や活字銅版が爆撃で失われ、当時は刊行ならず。

・戦後、刊行を予定していた版元は解体。法廷闘争を経て、岩波から刊行。

などなど、日本で最も知られている辞書の誕生秘話、編者・新村出初の伝記です。著者は出の孫であり、猛の息子であり、岩波書店の元編集者。貴重過ぎる資料を駆使して描き切ります!

四六判 240頁 本体2300円+税 発売中

 

『大英自然史博物館の《至宝》250』

創元社 大英自然史博物館 編、国立科学博物館 日本語版監修、武井摩利 訳

大英自然史博物館の収蔵品は、自然科学標本のみならず絵画、書籍を含む世界で最も大規模かつ最も重要な自然史関連コレクションのひとつである。本書ではたぐいまれな収蔵品から、とくにきわだつものを選んでフルカラーの写真で紹介した。学術的重要性、息をのむ美しさ、ときには面白いエピソードを持っているからなど、コレクションを知りつくした研究者や学芸員が、自然界の驚異への讃歌をうたいあげる「Treasures《至宝》」を選び出した。

A4変形判 上製 268頁 定価:本体3600円+税 2017年3月刊行予定

 

『セルバンテス全集』

水声社

第一回配本 第2巻『ドン・キホーテ前篇』(岡村一 訳、本田誠二 注・解説)

書物に憑かれ、稀有な理想を抱き冒険に駆けられる遍歴の騎士、ドン・キホーテ。滑稽譚として知られるが、“高貴なる人生”を歩むための指南書だった!セルバンテス自らの詩人・劇作家としての実績、兵士としての軍歴、アルジェでの捕虜生活、イタリア・ナポリでの恋愛など自らの経験をモティーフに、人生の“真理”を見つめ直す。

A5判 上製 800頁 予価:本体1000円+税 第一回配本 2017年1月下旬刊行予定

《以下続刊》 

③ドン・キホーテ後篇

①ラ・ガラテーア

④模範小説集『犬の対話』/『リンコネーテ』/『ガラスの学士』他

⑤戯曲集『ヌマンシア』、『アルジェ生活』他

⑥パルナソ山への旅 および詩作品

⑦ペルシーレスとシヒスムンダの冒険

 

『中井久夫集 [全11巻]

みすず書房

その透徹した知性と柔らかな感性で、われわれの時代に鮮やかなしるしを刻んできた精神科医・中井久夫。半世紀におよぶ思考と実践の道筋を、全11巻に追う。

■中井久夫が発表した文章(1964-2012)を年代順に編集し、全11巻で構成

■精神医学の高度の専門論文、みすず書房刊『最終講義』『西欧精神医学背景史』および他社刊行の『分裂病と人類』『精神科治療の覚書』『治療文化論』などの単行本は除く

■底本は単行本(および文庫版)に依拠し、単行本収録の際に加えられた文章なども、ほぼそのまま収載

■『記憶の肖像』(1992)以後のみすず書房刊の単行本に収められた文章、それ以前は、『中井久夫著作集』(全6巻、岩崎学術出版社、その後一部「ちくま学芸文庫」)および『精神科医がものを書くとき』(全2巻、広英社、その後一部「ちくま学芸文庫」)から主要なものを収録。単行本未収録のものも少々あり

[全11巻構成]

1 働く患者 1964-83

2 家族の表象 1983-87

3 世界における索引と徴候 1987-91

4 統合失調症の陥穽1991-94

5 執筆過程の生理学1994-96

6 いじめの政治学1996-98

7 災害と日本人 1998-2002

8 統合失調症とトラウマ 2002-04

9 日本社会における外傷性ストレス2005-07

10 認知症に手さぐりで接近する2007-09

11 患者と医師と薬のヒポクラテス的出会い2009-12

■11巻末には「中井久夫著作総目録」を収録予定です。

四六判 上製 各巻平均320頁 2017年1月刊行開始・3か月に一冊、巻数順に刊行 2019年7月完結予定

 

『竹山道雄セレクション (全4巻)』

藤原書店 平川祐弘 編

◎単行本・著作集に未収録の論考を積極的に収録するとともに、現代的意義の大きい論考は、著作集からも精選して収める。

◎各巻に、竹山の薫陶を受けた最適任者による「解説」と、竹山と直接に接していない世代による「竹山道雄を読む」というエッセイを掲載。

【解説】秦郁彦・佐瀨昌盛・芳賀徹・平川祐弘

【竹山道雄を読む】牛村圭・苅部直・稲賀繁美・大石和欣

◎各巻内容

第Ⅰ巻 昭和の精神史

第Ⅱ巻 西欧一神教の世界

第Ⅲ巻 美の旅人

第Ⅳ巻 主役としての近代

四六判 上製 平均各600頁 各巻口絵2頁 予価:各本体4800円+税 10月刊行予定(隔月配本)

 

シリーズ 精神医学の哲学 (全3巻)

東京大学出版会

現代人の4人に1人は一生のうちになんらかの精神障害を抱えるといわれ、日本でも患者数が増えつづけている。「5大疾患」の一つに位置づけられる精神疾患とそれを理解し治療する精神医学のあり方について、科学と哲学、歴史と人類学、そして当事者の観点から迫る。

第1巻『精神医学の科学と哲学』

第2巻『精神医学の歴史と人類学』

第3巻『精神医学と当事者』

A5判 上製 各256頁 各巻定価:本体4800円+税 2016年8~10月刊行予定

 

[乱歩没後50年|特別企画] 明智小五郎事件簿 (全12巻)〈集英社文庫〉

集英社

江戸川乱歩研究の第一人者・平山雄一氏による[明智小五郎]年代学

[第1巻]「D坂の殺人事件」他

[第2巻]「一寸法師」他

[第3巻]「蜘蛛男」

[第4巻]「猟奇の果」

[第5巻]「魔術師」

[第6巻]「黄金仮面」

[第7巻]「吸血鬼」

[第8巻]「人間豹」

[第9巻]「大金塊」他

[第10巻]「少年探偵団」他

[第11巻]「妖怪博士」他

[第12巻]「悪魔の紋章」他

近日刊行予定

 

文学ムックたべるのがおそい』

書肆侃侃

小説と翻訳と短歌を中心にした文学ムック「たべるのがおそい」はじまります。

わたしたちは誰もが重力というものに支配されています。「たべるのがおそい」は、その重力を少し弱めてみたいと思っています。

読んでいる間、少し動きやすく歩きやすい、それがこの一風変わったタイトルの文学誌の目標です。

A5判 並製 176頁 定価:本体1300円+税 4月中旬創刊号発売(年2回発刊)

 

『小林信彦コレクション』

フリースタイル 装画 江口寿史、装幀 大原大次郎

1月発売の第一弾は『極東セレナーデ』かつて毎日、新聞で読まれれていた頃の「新聞小説」現代に見事に蘇らせ、「物語の復権」を唱えた小林信彦氏の代表作です。

*第二弾は、「唐獅子株式会社(仮)を予定しております。

 

立東舎文庫創刊!

発行:立東舎、発売:リットーミュージック

『エッセイ集 微熱少年』 松本隆 著 定価:本体800円+税

『徹子と淀川おじさん 人生おもしろ談義』 黒柳徹子・淀川長治 著 定価:本体800円+税

『吉本興業女マネージャー奮戦記「そんなアホな!」』 大谷由里子 著 定価:本体800円+税

『SMに市民権を与えたのは私です』 団鬼六 著 定価:本体800円+税

『なめんなよ 又吉のかっとびアルバム』 プロデュース:津田覚 撮影:脇田敏 定価:本体900円+税

2016年1月20日刊行予定

 

『叢書 人類学の転回』

水声社

第一回配本(2015年10月)

『部分的つながり』マリリン・ストラザーン 著、大杉高司ほか 訳

四六判 上製 約300頁 予価:本体3500円+税

『インディオの気まぐれな魂』E・ヴィヴェイロス・デ・カストロ 著、近藤宏・里見龍樹 訳

四六判 上製 約200頁 予価:本体2500円+税

<以下続刊>

アルフォンソ・リンギス『変形する身体』

マイケル・タウシグ『模倣と他者性』

アンマリー・モル『多としての身体』

マイケル・タウシグ『美女と野獣』

アルフレッド・ジェル『アートとエージェンシー』

フィリップ・デスコラ『自然と文化を超えて』 等々まだまだ続刊予定

 

岩波講座 現代 (全9巻)

岩波書店 [編集委員]大澤真幸、佐藤卓己、杉田敦、中島秀人、諸富徹

冷戦後、政治、経済、文化等、現代社会の全ての領域を覆う全体像の把握は困難になった。本講座は、それに抗して「現代」を定義し、未来構造の「知」を再構築する試みである。各領域を牽引する研究者や気鋭の批評家等、現在望みうる最良の知性を結集。旧「岩波講座 現代」(一九六三~六四年)から半世紀を経た、新たなる挑戦!

第1回・第1巻『現代の現代性』A5判 上製 カバー装 304頁 本体3200円+税 10月24日刊行予定

[続刊]

②『ポスト冷戦時代の科学/技術』

③『資本主義経済システムの展望』

④『グローバル化のなかの政治』

⑤『歴史の揺らぎと再編』(11月24日発売)

⑥『宗教とこころの新時代』

⑦『身体と親密圏の変容』(12月24日発売)

⑧『学習する社会の明日』

⑨『デジタル情報社会の未来』